山本一弥個展|もういちど揺れる
2026.6.13 - 2026.6.28
本展は、2026年3月に名古屋・L galleryにて開催された個展「水の中で揺れる」に続く展覧会です。展覧会は会期が終われば消えてしまうものですが、ときにその余韻は別の場所へと受け渡されます。ギャラリーで開催された個展が、場所を変えながら展示として引き継がれていく機会は決して多くありません。本展はそのささやかな実践でもあります。
名古屋で生まれた展示が葛西へと移り、空間や光、鑑賞者との新たな関係のなかで再び立ち上がる。今回は、そうした展示という出来事の続きを試みます。
本展が、作品と場所との関係について改めて考える機会となれば幸いです。
山本一弥個展|もういちど揺れる
会期:2026年6月13日(土)– 6月28日(日)
開館:土日水(※水曜のみ予約制)
休館日:月・火・木・金
時間:13:00–19:00(水曜のみ 19:00–21:00・事前予約制)
※最終日は17:00まで
オープニング:6月13日(土)16:00–
会場:東京都江戸川区東葛西1-29-16
協力:L gallery
《ニルヴァーナ》2025年、透明樹脂、570mm×720mm×125mm
撮影:柳場大
山本一弥
身体の輪郭を感じる瞬間。
例えば、水の中に浸かった時。冷たい水によって、自分の身体の輪郭を知覚する。
しばらくして、水が温められてだんだん輪郭がぼやけてくると、もう一度さっきまでの感覚を得たくなり体を揺らす。
再び、冷たい水が皮膚に触れ輪郭を鮮明にさせるが、さらに身体の隅々まで輪郭の形を確かめたくなり、また揺れてみる。
1点の作品の制作過程の中、何度も素材を変え、その度にぼやけた形を研ぎ澄ましていく私の制作は、水の中で揺れる行為に似ている。
(文:山本一弥)
1978 高知県生まれ
2000 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
2002 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース修了
[主な個展]
2003 山本一弥展 /ガレリアキマイラ(東京都大田区)
2004 ネコ屋敷 /リトルモア・ギャラリー(東京都港区)
2004 セカイノミカタ'04 山本一弥展 /Gallery 覚(東京都中央区)
2005 一殺風景一 /GALLERY HIRAWATA(神奈川県藤沢市)
2005 山本一弥展 /GPAL(東京都小平市)
2006 箱入り/Gallery 覚(東京都中央区)
2006 αMプロジェクト 生命の部屋V・山本一弥展 /ASK? art space kimura(東京都中央区)
2008 タブー/GALLERY HIRAWATA(神奈川県藤沢市)
2008 ノイズ /中京大学アートギャラリーC・スクエア(愛知県名古屋市)
2008 ~平泳ぎ~/名芳洞 blanc(愛知県名古屋市)
2009 デジャヴ /新宿眼科画廊(東京都新宿区)
2009 ASYMMETRY SHADOW /NODA CONTEMPORARY BEIJING(中華人民共和国北京市)
2009 相似の庭 /L Gallery,F-1(愛知県名古屋市)
2010 リバース /a piece of space APS(東京都中央区)Gallery Camellia(東京都中央区)※2会場同時開催
2011 Desire/KIDO Press,Inc(東京都江東区)
2011 相似の庭Ⅱ/L Gallery,F-1(愛知県名古屋市)
2013 mirage /プラザギャラリー 北プラザ(東京都調布市)
2014 相似の庭Ⅲ /L Gallery(愛知県名古屋市)
2016 Advent /CCCSCD by cifaka(岡山県岡山市)
2017 エントランス /Gallery OUT of PLACE TOKIO(東京都千代田区)
2023 幻覚と窓/L Gallery(愛知県名古屋市)
2026 水の中で揺れる /L Gallery(愛知県名古屋市)
《信仰》2025年、透明樹脂、80mm×220mm×380mm
撮影:柳場大